手足口病の予防法

手足口病は、口の中や手足などに水疱性の発疹ができる病気です。ウイルスの感染によって発症します。原因となるのは主に、コクサッキーウイルスA6、A16、エンテロウイルス71(EV71)というウイルスです。

ウイルスに感染すると、3~5日後に症状が起こります。発疹のほかに発熱がみられることもありますが、高熱が続くことは少なく、ほとんどの場合は数日で治る病気です。ただし、まれに髄膜炎や小脳失調症、脳炎などの合併症や、心筋炎、神経原性肺水腫、急性弛緩性麻痺などさまざまな症状が出ることがあります。そのため、しっかりと予防する必要があります。

手足口病に有効なワクチンはありません。また、手足口病の発病を予防できる薬もありません。さらに、感染した場合も特別な治療法や特効薬はないため、予防をしっかり行うことが何よりも大切です。

加えて、手足口病では、回復後も口(呼吸器)からは1〜2週間・便からは2~4週間にわたってウイルスが排出されます。もしも感染してしまった場合は、症状がおさまった後も周囲にうつさないように気をつけましょう。感染のピークは、解熱してから24時間程度と考えられます。

1.手洗いうがいを徹底しよう

まずは、手洗い・うがいをきちんと行いましょう。帰宅後と食事の前、トイレの後には、必ず石鹸と流水で手を洗います。接触感染の原因となるので、タオルの共有はしないでください。

2.排泄物の処理は適切に

トイレやおむつ交換を行う時にも注意が必要です。おむつを交換したら、中の便が飛び散らないように速やかに包み込み、ビニール袋に入れます。交換が終わったら、必ず手を洗いましょう。いくつかのおむつを連続で交換する時には、1人の処理が終わるごとに手を洗ってください。

3.集団生活では特に注意が必要

手足口病は、保育施設など、乳幼児が集団生活を行っている場所では、職員も子供たちも感染を防ぐために気をつける必要があります。手洗い・うがいの徹底はもちろん、おもちゃの貸し借りにも注意しましょう。丁寧に洗浄・清拭を行い、場合によっては消毒用エタノールで消毒を行うと良いでしょう。